戦後の日本画壇で異端的な作品を多数発表し、反骨の画家として知られた中村正義のドキュメンタリー。1946年に22歳の若さで日展に初入選を果たすなど、低迷していた戦後の日本画壇で将来を期待された中村だったが、画壇の古い体質や権威主義に異を唱えて日展を脱退。既成概念を覆す多彩な作品を発表し続けていくが、77年、ガンにより52歳で他界する。「中村正義の美術館」を守り続けてきた実娘の倫子さんが、いまだ知らない父の本当の姿を探して旅をする様子を追いながら、ひとりの人間としての中村正義が生きた時代を描き出していく。今村昌平とともに今村プロダクションを設立し、「楢山節考」の監督補や「復讐するは我にあり」のプロデューサーを務めた武重邦夫と、数々のテレビドキュメンタリーなどを手がけてきた近藤正典の2人が共同監督。
http://www.cinemanest.com/masayoshi/home.html (『父をめぐる旅』公式サイト)
残念ながら今の段階では、仙台での公開は決定していない様です。今後に期待。