今日アーチー氏来店。11月2日開催の「ややテクノでほぼデラックス」のチラシを持参頂きました。
あがた森魚さんが出演している舞台「赤色エレジー」の感想を語っていました。平日昼の回で超満員、あがたさんの長ゼリフがとても印象的だったそうです。演じているあがたさんの別の顔を見たとも。
ほぼ毎日更新「ややほぼブログ」
今日アーチー氏来店。11月2日開催の「ややテクノでほぼデラックス」のチラシを持参頂きました。
あがた森魚さんが出演している舞台「赤色エレジー」の感想を語っていました。平日昼の回で超満員、あがたさんの長ゼリフがとても印象的だったそうです。演じているあがたさんの別の顔を見たとも。
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北海道から沖縄までの日本全国のブレンドコーヒーを取り寄せて、羊座で味わう「羊のコーヒー旅」が始まります。まずは北海道から始めようと思います。日本全国制覇するのはいつになるのかわかりませんが、1杯300円で旅した気分になれるかも・・・。羊座2周年の11月からスタート。
先日鑑賞してきた人形浄瑠璃「文楽」の感動が冷め止まないうちに、嬉しい情報が・・・。
10月16日のNHK教育「ETV特集」では文楽特集を放送しますよ。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/1016.html これは楽しみ!
これをきっかけに私と一緒に「文楽」の世界に入門しませんか。
(前回に引き続き、作家長部日出雄氏の「紙ヒコーキ通信3」から)
「日活アクション全盛時代のさなか、1962年に早船ちよの児童文学を原作にした『キューポラのある街』でデビューした浦山桐郎監督は、じつにみずみずしくナイーブな感性で「内面」と「生産」と「同一」の大切さを懸命に訴えた。これは貶めたいい方ではない。「外面」「消費」「差異」をめざす圧倒的な時流に抵抗したこの映画は、貧しい人と差別されている人たちが、手を結んで生きていこうとする姿のひたむきさ、健気さ、いじらしさに、いま見ても涙が出る。」
1962年キネマ旬報ベスト・テンで『キューポラのある街』は切腹、椿三十郎、人間、おとし穴、秋刀魚の味、秋津温泉等の作品をおさえて第2位に選ばれている。翌年の『非行少女』は同10位。1969年の『私が棄てた女』もまた同2位である。
長部日出雄氏は69年度の1回だけキネマ旬報の選考に参加したことがあり、なんと『私が棄てた女』を1位に挙げている。
繰り返すようではあるが、新書館の「映画監督ベスト101 日本篇」になぜ浦山桐郎監督が紹介されていないのだろうか。編者の川本三郎氏は「一人でも多くの人に、日本映画の力を知って欲しい」とはじめに述べている。「ページ数に限りがあるので、すべての監督を紹介する訳にはいかず」とのことだが、それにしても浦山桐郎監督の仕事はベスト101の中にあるべきではなかっただろうか。101人の中にはかつてシナリオ作家協会付属・シナリオ研究所浦山ゼミで学んだ、小栗康平、長谷川和彦、柳町光男等が紹介されているのだから尚の事であろう。
作家の長部日出雄氏は「紙ヒコーキ通信3 映画は夢の祭り」(文藝春秋・1988年7月刊)の中で、浦山桐郎監督について幾度か記述している。
「(1985年)ソ連作家同盟の招待で、10月中旬からハバロフスク、モスクワ、レニングラード、トビリシ(グルジア共和国)を歴訪し、11月1日に帰えってきた新潟空港から自宅に電話して最初に聞いたのが、浦山桐郎監督の訃報でした。」
新幹線に乗り夜の上野駅に着いた長部氏は、「浦山さんが大好きだった浅草へ行き、並木藪蕎麦の座敷に坐って酒を口に含んでいるうちに、急速に寂しさと悲しみが盃の底から込み上げてきた。」
「翌日、浦山監督の自宅を訪ね、写真に御灯明をあげ」帰宅した長部氏は、『キューポラのある街』を見直した。「まったく、なんとよくできた作品なのだろう。これが映画なのだ。凡庸なショットがひとつもなく、すべての画面が自由な感覚と想像力に溢れ、柔軟な弾力に富んでいて、新鮮で清冽でみずみずしい。」「人間も風景も物も、何もかもが生きている。むろん浦山監督も-。正直にいって、ぼくは泣けて泣けて涙がとまらなかった。これがぼくの通夜だった。」
「浦山さんは『弱さ』と『貧しさ』にこだわり通した。その意味で彼は『戦後』の表現者であり、体現者だった。」
「浦山桐郎のリアリズムは、自然主義的なじめじめしたものではなく、清冽な抒情を湛えた詩的リアリズムである。『キューポラのある街』『非行少女』『私が棄てた女』の3本だけとっても、日本映画史に不滅の位置を占める監督であると、ぼくは確信する。作品の数は少なかったけれど、これほど名監督という呼び方がふさわしい人は珍しい。」(つづく)
映画「非行少女」(1963年)と「私が棄てた女」(1969年)のビデオをお持ちの方、お貸しいただけないでしょうか。「非行少女」はアマゾンで3万円で販売されていますが、高価で手が出ません。
浦山桐郎監督研究を始めたいので、是非とも観たいと思っています。
昨年の広瀬川での舞踏家 福士正一さんとあがた森魚さんのコラボレーションから早くも1年。
今年も「あがた森魚秋の三変化」を計画していましたが、開催時期が少し変わります。
11月下旬、長井勝一漫画美術館にて予定していた企画は、あがたさん出演の日本テレビ系列の土曜ドラマ「妖怪人間ベム」の収録が大変過密スケジュールになったため、11月の開催が難しいと判断し延期することにしました。時期が変更した分だけ内容のより充実した企画にして行きたいと思っています。正式な日程が決定次第、すぐにお知らせいたします。
ドラマ「妖怪人間ベム」は10月22日(土)夜9時から初回放送、あがたさんは生物学者・緒方役で出演します。http://www.cinematoday.jp/page/N0035503
昨日ブログに記載した浦山桐郎監督について知りたいと思い、川本三郎編の「映画監督ベスト101日本篇」(新書館・2003年刊)を読みましたが、浦山監督の紹介が載っていません。なぜなのでしょうか。これきっかけに浦山監督とその周辺の世界を研究したくなりました。