シネマあらかると10月例会

今年6月の「東映時代劇のヌーベルバーグ 沢島忠監督作品特集上映」の第二弾企画です。

前回は南陀楼綾繁シネマ夜話(1)として沢島監督と時代劇ミュージカルの魅力をお話して頂きました。今回はその沢島監督が再び東映に任侠路線という新風を吹き込んだ2作品を上映します。原作は尾崎士郎の自伝的大河小説でこれまでに14回も映画会社や監督を変えて製                作されています。

東映を2度変えた才人 沢島忠監督作品特集

10月30日(土)午後6時から、31日(日)午後1時からの2回

・『人生劇場 飛車角』(昭和38年 95分 カラー)

・『人生劇場 続・飛車角』(昭和38年 96分 カラー)

出演:鶴田浩二、佐久間良子、高倉健 他

料金:2本立て 1000円 (ドリンクは飲み放題無料) 会場:シネマカフェ 右岸の羊座

羊座 プレイガイド

厳しい夏の暑さもようやく落ち着きじっくりと映画を鑑賞するいい季節になってきました。下記の前売り券取り扱っております。

・山田組と立命館大学映像学部製作

監督:山田洋次 阿部勉

『京都太秦物語』 www.ritsumei.ac.jp/eizo/kyotostory

11/6(土)~19(金) MOVIX仙台(022-304-3700)

前売鑑賞券800円

仙台上映協力:阿部勉応援団    詳細はMOVIX仙台へ

・日本初の劇場公開 伝説のドキュメンタリー

『ハーツ・アンド・マインズ』(1974年 アメリカ 112分)

11/10(水) 10:30、1:30、16:00、18:30

せんだいメディアテーク7F スタジオシアター

前売鑑賞券1000円 主催:「テロにも戦争にもNOを!」の会

連絡先/022-248-2866 (春日) 090-7936-3437 (須藤)

・エネルギーの自立に取り組む人々の物語  長編ドキュメンタリー

『ミツバチの羽音と地球の回転』上映会&

鎌仲ひとみ監督講演会in仙台

11/28(日) 10:00、12:40鎌仲監督講演、14:00

せんだいメディアテーク7F スタジオシアター

前売 1000円(チケット1枚で上映会と講演会の両方に参加出来ます)

問い合せ 090-8819-9920(たてわき)

羊座で前売り販売しております。

022-721-1094 右岸の羊座まで

又先日の「第3回 パレスチナ映画茶話会」和やかな雰囲気で会が進行しました。羊座まで足を運んで下さった皆様有難うございました。次回第4回は12/3(金)夜7時~です。詳細は後日お知らせします。

アーチープレゼンツ るりワンマンライブイン仙台

10月10日(日)貸しスペースのイベント案内です。

るりプロフィール:

2002年アルバム『セツナカゲロウ』でインディーズデビュー。仙台では2008年ライブハウスenn、パークスクエア、2009年ラブミー牧場でライブを開催。仙台では4度目の開催になります。又今年6月自身が店主の店「道ばたカフェー あかずの間」にて「あがた森魚音楽会」が開催されあがたさんとのセッションも行われました。

詳細は添付した写真↓をクリックしてネ!

予約・問い合わせは羊座まで(022-721-1094)

第3回 パレスチナ映画茶話会

パレスチナ映画を見て気軽におしゃべりする会の3回目です。

偶数月の第一金曜日19:00~開催しています。

今回はエリア・スレイマン監督の『D.I』(2002年/フランス・パレスチナ/94分)です。

2002年カンヌ国際映画祭審査委員賞受賞・国際批評家連盟賞受賞、

同年シカゴ映画シルヴァー・ヒューゴ審査員特別賞受賞、同年ヨーロッパ映画祭最優秀外国映画賞受賞作品。監督はイスラエル国籍のパレスチナ人。イスラエル内のパレスチナ人の町ナザレ、イスラエル占領下の東エルサレム、パレスチナ自治区のラーマッラーの日常がパロディを交えて描かれています。「笑いの爆弾が誕生!」などと宣伝されていましたが、私は笑うというよりはとてもせつなくていい映画だと思いました。非日常が日常となっている現実のせつなさと、パロディが何かパレスチナ人の願望をストレートに描いているような(例えば、こんな風に検問所を突破できたらいいのになあ、というような)せつなさと・・・。(皆川)

日時:10月1日(金) 19:00~

会場:右岸の羊座 (022-721-1094)

参加費:600円

主催・予約:パレスチナ・オリーブ

(022-343-8754 p-olive@mue.biglobe.ne.jp)

ご参加下さい。

片桐はいりが一日もぎりで仙台にやってくる。


キネマ旬報での人気連載『もぎりよ今夜も有難う』(片桐はいり著)が7月下旬についに一冊の本になりました。この連載の大ファンである羊座では単行本出版の際には仙台市内で「一日もぎり+もぎり祭り」と「サイン会」をお願いしようとキネ旬担当者Kさんに今年5月頃から交渉をしていました。当然のごとく片桐さんのスケジュールは冬までいっぱいとの事で来仙の日程がまだ決定してはいないのですが、Kさんを通じて「ぜひこの企画に参加したい」との嬉しい嬉しいご返事をいただきました。

羊座も創立1年目を迎えその記念行事として取り組み(例えば片桐はいり主演のオムニバスDVD『片桐はいりの4倍速』上映や、無声映画の弁士、トークショーなど)内容をいっそう充実したものにと企画準備中です。

本題のエッセイ『もぎりよ今夜も有難う』とは映画雑誌『キネマ旬報』誌面に2006年11月~2010年4月まで隔号で連載されていたものです。はいりさんが18歳から7年間銀座の映画館で”もぎり嬢”として働いた体験談と、女優になった現在も変わらず映画館と映画に対する熱い思いを寄せ続けている気持ちが文書を通してたっぷりと感じられます。

羊座では店内に「キネ旬コーナー」を作り『もぎりよ今夜も有難う』はじめキネ旬のバックナンバーも閲覧できるようになっています。

緊急告知!イタリア映画「やればできるさ」上映会

今日も暑い、暑い一日でしたね。

昼下がり読書にふけっていたところコッペの飯嶋さんが羊座に現れ、上映会告知のチラシを持ってきてくれました。

飯嶋さんはNPO法人麦の会「コッペ」(パンとクッキーの販売)代表の方です。(ちなみに羊座のトースト、ザータルトーストはコッペさんの食パンを使用しています。)

2009年5月朝日新聞主催のイタリア映画祭で上映された話題作です。

2010.8.29(日) PM15:15~(PM14:40開場)

会場:仙台サンプラザホール

参加費:無料(当日カンパにご協力いただけると助かります)

詳しくは下記のチラシをクリックしてください。↓

「子供と動物と素人には勝てない」

 「煙突の上でこの森繁と対したあがたも熱演。芝居は二度目という余裕のなさが追われる男に妙なリアリティーを持たせた。」「この森繁」とは森繁久彌のこと。35年前の11月大阪・梅田コマ劇場での森繁久彌特別公演『にっぽんサーカス物語 道化師の唄』公演にあがた森魚が出演した際の読売新聞の劇評を探し出した。(画面上☒)あがた森魚の余りの素人演技にあきれた森繁が共演を嫌い、作・演出の小幡欣治(今春死去)に降ろせと要求。小幡の「一生懸命やっているじゃないか」との言葉にそれならと毎日開幕前に特訓が始まった。今日は5点、今日はちょっといいから10点だと5点刻みの採点ををつけられそのうち「やれば出来るじゃないか」と褒めてくれたという。1ヶ月後の千秋楽の後森繁は「この私でも勝てないものが3つある。子供(子役)と動物と素人だ。それにしても君はそのまんまだな、役者は舞台の袖からステージに上がるときは誰でも凄く緊張をするものなんだ。それを君はスーっとそのまんま上がる」と感心したそうである。

 一度目の芝居とは今年7月10日に死去したつかこうへいの『熱海殺人事件』(初演)である。主役を三浦洋一、平田満、あがた森魚のトリプルキャストで競った。出演が当日になって「今日はお前だ」という決め方。舞台を見せたい友人、知人に知らせる事が出来ないためにつかに「前もって出演日を決めてくれないか」と申し入れたところ不快がり出番が減った。以来つかこうへいとの交流は無いが、つかの口移し演出は刺激的で面白かった。

このエピソードは8月7日の第1回あがた森魚 キネマパラダイスでのトークの一部です。

お知らせ:9月4日(土)~6日(月)の3日間羊座は夏休みをいただきます。