映画講座 シナリオ作家・探究の旅1

7月5日(土)13:00から、右岸の羊座で開催します。

脚本家・菊島隆三のシナリオ分析。

教材1 映画『男ありて』(1955年・東宝・丸山誠治監督、出演 志村喬、夏川静江、岡田茉莉子ほか)

教材2 映画『野良犬』 (1949年・東宝・黒澤明監督、出演 三船敏郎、志村喬、木村功、淡路恵子ほか)

講師は阿部和夫さん                                            (元石巻市教育長。映画『津波のあとの時間割』制作員会代表。映画愛好家であり、戦後を代表するシナリオ作家研究を続けている。)

菊島隆三:1914年生まれ。脚本家。1949年映画『野良犬』でデビュー。以後、脚本家・橋本忍、小国英雄らとともに黒澤作品を執筆、戦後の映画界にシナリオ作家の存在を大きくアピールした。作風は野球ものを得意とし、成瀬巳喜男、今井正、川島雄三、伊藤大輔、内田吐夢と組んだ仕事も大変評価が高い。1955年『男ありて』『六人の暗殺者』でオリジナル性を買われてブルーリボン脚本賞を受賞する。

会場:右岸の羊座 仙台市若林区南小泉4-1-11 phone070-5326-1974

(仙台駅バスプール6番乗り場から、古城三丁目経由霞目行に乗車、南小泉2丁目バス停下車徒歩1分。)

講座料 1000円(教材代と1ドリンク)

ロシア映画を研究する会 キノエクラン

例会「映画監督 パラジャーノフの世界」

6月22日(日)13:30から

耽美的な映像で一躍パラジャーノフの名を世界に知らしめることとなった作品『火の馬』1964年・キエフスタジオ・95分を観賞します。観賞後には、資料とともに移川仁さん(日本ユーラシア協会宮城県連合会事務局長)の解説があります。

原作はウクライナの文豪ミハイル・コチュビンスキーの「忘れられた祖先の影」。ウクライナの南、カルパチア山地に住むペトリュクとグデニュクの二つの氏族は、何世代にもわたっていがみあいが続いていた。敵同志であるはずの両家の子供たち、イワンコとマリチカは幼い特から兄弟のように遊びたわむれ、大人になったいま、互いに愛し合うようになっていた・・・・・。

セルゲイ・パラジャーノフ-1924年~90年・ソ連グルジア・トビリシ生まれ、アルメニア人。1946年モスクワの全ソ国立映画大学監督科に入学。ミハイル・ロンムなどの名匠の元で映画製作を学ぶ。1964年監督の『火の馬』が世界的に高い評価を受ける。リアリズムと逸脱した自由な表現を嫌ったウクライナ映画行政当局と衝突し、次作『ざくろの色』(1971年)はアルメニアで製作。1974年には同性愛、美術品の不法販売という罪状で5年間の懲役判決を受け1977年にようやく釈放される。1980年代後半、ペレストロイカの進行により自由な環境で製作された『アシク・ケリブ』は、海外の映画祭で大絶賛されるが、遺作となる。

参加費 800円(資料とお茶代含む)

会場・問い合わせ 右岸の羊座 022-353-9071または070-5326-1974。

 

 

原一男 個展

5月24日(土)~30日(金)、桜井薬局セントラルホールで、ドキュメンタリー映画監督・原一男特集上映「原一男 個展」を行います。

・セントラルホールでは、第一作『さようならCP』から『極私的エロス・1974』『全身小説家』『ゆきゆきて、神軍』劇映画『またの日の知華』そして、最新作『命てなんぼなん?』までの全作品を上映。期間中24(土)、25(日)、26日(月)の3日間は、原一男監督、小林佐智子プロデューサーの「疾走トークライブ」も開催します。(問 セントラルホール022-263-7868)

・ギャラリーターンアラウンドでは5月21日(水)~原一男「資料展」、そして24日(土)・25日(日)の2日間は、「CINEMA塾 番外編」を開催。(問 ターンアラウンド022-398-6413)

・26日(月)は、東北芸術工科大学大学院仙台スクールで原一男監督・小林佐智子プロデューサーの白熱授業『映画撮影現場の仕事-僕は優秀な助監督である-』を開催します。(問 右岸の羊座 022-353-9071)

盛りだくさんの1週間です、ぜひお見逃しなく。

主催 映画監督 原一男の世界上映委員会(右岸の羊座内 022-353-9071または070-5326-1974まで)

助成 (公財)仙台市市民文化事業団

詳細は下記のチラシをご覧下さい。

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亀井文夫 全作品上映会その3

連続企画「亀井文夫全作品上映会3」開催のお知らせです。

4月13日(日)午前11時と午後2時の2回、2本立てでご覧いただきます。皆さまお誘いあわせのうえご参加ください。

会場:荒町養賢堂(仙台市若林区荒町130)

http://www.889100-search.com/detail/?id=9780&p=4&pref_id%5B%5D=4 (養賢堂の場所はこちら)

■生きていてよかった(1956年・52分)

1955年8月6日、第一回原水爆禁止大会で被爆者救援運動の一つとして企画されたこの映画は、亀井文夫が原水爆反対のために撮った最初の作品である。広島・長崎の原爆投下直後の無残な街から、被災者たちの10年後の悲しい日々の生活を紹介し、悲しみと不幸の中から力強く生きる人びとを詩情豊かに描いた、厳粛な美しさに感動せまる記録映画である。この映画はこの年のブルーリボン賞を獲得。原爆被害の実態を初めて日本人の目に公開した映像である。ブルーリボン賞、キネマ旬報ベストテン入賞作。

■鳩ははばたく(1958年・40分)

第四回原水爆禁止世界大会の記録であるが、この年は第一回の平和行進の始まった年でもある。初めは団長一人が広島を出発した行進であったが、各地で参加者は増え、僧侶、学生、主婦ら延べ100万人に達した。行進は53日目、2000人の拍手に迎えられ東京日比谷公園の歓迎会に臨んだ。8月20日原水爆禁止国際会議で核武装禁止の平和宣言が採択された。

参加費1000円

後援:(公財)仙台市市民文化事業団

主催・問い合せ 右岸の羊座 070-5326-1974まで

パレスチナを考える連続学習会

4月4日(金)18:30~・エルパーク仙台セミナー室を会場に、「パレスチナと仙台を結ぶ会」連続学習会があります。今回のテーマは、3月2日上映したドキュメンタリー映画「我々のものではない世界」の内容を題材にした「レバノンのパレスチナ難民の歴史と現状」石川雅之さんのお話です。

事前申し込み不要 参加費100円

問い合せ:パレスチナと仙台を結ぶ会 022-251-3106

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(写真:山形国際ドキュメンタリー映画祭 提供)

ロシア映画を研究する会 キノエクラン

3月21日(金・祝)午後1時30分より、例会を行います。

ソビエト雪どけ時代の名作特集 「人間の運命」観賞会

(1959年・モノクロ・97分・セルゲイ・ボンダルチュク監督)

ノーベル文学賞受賞作家ミハイル・ショーロフの短編小説を題材に、ソビエト芸術映画界の草分け的存在のセルゲイ・ボンダルチュクの第一回監督作品であり主演作。第二次世界大戦に巻き込まれたロシア人の男が家族を失い、捕虜として肉体的、精神的な打撃を受けながらも、たくましく生きていく様を描いた感動的ヒューマンドラマ。ボンダルチュク独特の自然風景や音楽を駆使した前衛的とも芸術的とも言える映像美に、決して美しくはないが、泥臭く忍耐強い生への執着が切々と描かれている。1959年モスクワ映画祭でクランプ受賞作。

作品観賞後に日本ユーラシア協会宮城県連合会事務局長・移川仁さんの解説があります。

参加費 800円(資料と軽食付)

会場 右岸の羊座 070-5326-1974まで問い合わせ下さい。

青池憲司監督作品上映会

3月8日(土)荒町養賢堂(仙台市若林区荒町130)にて、青池憲司監督作品、東日本大震災を記録する証言集2作品の上映会を開催します。

午後1時から「3月11日を生きて-英語版」2012年・97分

*英字字幕・ナレーション英語・音声は日本語

午後3時45分「津波のあとの時間割」2012年・125分

上映後に青池憲司監督、一之瀬正史撮影監督のトークあり

各回30名限定 料金 1作品観賞800円 2作品観賞1300円

主催・問い合せ 右岸の羊座 022-353-9071または 070-4326-1974

共催 荒町こころの学校

協賛 映画「宮城からの報告~こども・学校・地域」製作委員会