明日17日(月)、「小さい羊のシネマテーク16」行います。参加費300円。
ルキノ・ビスコンティ監督作品は前回の『揺れる大地』で終了しました。明日は総集編として今までの作品を振り返りたいと思います。
明日17日(月)、「小さい羊のシネマテーク16」行います。参加費300円。
ルキノ・ビスコンティ監督作品は前回の『揺れる大地』で終了しました。明日は総集編として今までの作品を振り返りたいと思います。
明日3日(月)、「小さい羊のシネマテーク15」行います。参加費300円。
取り上げる作品は、『揺れる大地』( La terra trema: episodio del mare, 「揺れる大地 – 海の挿話」の意)は、ルキノ・ヴィスコンティ監督による1948年(昭和23年)製作・公開のイタリア映画である。ヴェネツィア国際映画祭国際賞受賞。ジョヴァンニ・ヴェルガの『マラヴォリア家の人々』にインスピレーションを受けたと言われる。貴族でありながらマルキシズムに共鳴した「赤い貴族」ヴィスコンティが、シチリア島を舞台に仲買人に搾取される労働者と、厳しい現実にもかかわらず逞しく生きていく一家を描いたネオレアリズモを代表する傑作。役者たちは実際にシチリア島に住む素人である。
明日26日(月)、「小さい羊のシネマテーク14」行います。参加費300円。
取り上げる作品は、『若者のすべて』(ルキノ・ヴィスコンティ監督、1960年、Rocco e i suoi fratelli)です。
巨匠ヴィスコンティが悠揚迫らぬタッチでつづる、兄弟愛の大ロマンである。成功を夢見て上京したイタリア南部の貧しい家族と残酷な現実を叙情的に描いた作品である。イタリア語とフランス語の原題は「ロッコと彼の兄弟たち」の意味である。このネオ・レアリズモの総集編のような壮大な叙事詩を放ってのち、ヴィスコンティは、より典雅で耽美的かつ様式的な、貴族階級を描く独自の世界に没入していくことになる。
明日19日(月)、「小さい羊のシネマテーク13」行います。参加費300円。
取り上げる作品は、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』( Ossessione, 「妄執」の意)です。1942年(昭和17年)製作・公開のイタリア映画、ルキノ・ヴィスコンティ監督の長編処女作である。原作はジェームズ・M・ケインの『郵便配達は二度ベルを鳴らす』だが、クレジットでは示されていない。原作者の許諾を得ることなく映画化された違法な作品であるため、イタリア公開時に数日で上映禁止となり、長らく「幻の処女作」と呼ばれていた。アメリカでの公開はヴィスコンティの死後、1976年のニューヨーク・フィルム・フェスティバルであった。日本ではタイトルをケインの小説に合わせて1979年に公開された。
明日29日、「小さい羊のシネマテーク11」行います。
『夏の嵐』(なつのあらし、イタリア語: Senso, 「官能」の意)は、ルキノ・ヴィスコンティ監督による1954年(昭和29年)製作・公開のイタリア映画である。原作はカミロ・ボイトの短篇小説『官能』(Senso)。同監督初のテクニカラー作品。
伊墺戦争を背景に、ヴェネツィアの公爵夫人とオーストリア軍の将校との破滅的な恋をオペラ的に描いた歴史大作。音楽にアントン・ブルックナーの交響曲第7番が用いられている。テネシー・ウィリアムズが台詞を協力し、監督助手としてフランチェスコ・ロージとフランコ・ゼフィレッリが参加している。冒頭で上演されるオペラはジュゼッペ・ヴェルディの『イル・トロヴァトーレ』である。
明日22日の「小さい羊のシネマテーク10」行います。
映画は『若者のすべて』(1960年、ルキノ・ビスコンティ監督、168分)です。『若者のすべて』( Rocco e i suoi fratelli )は、1960年製作・公開のイタリア・フランス合作映画である。ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞受賞。全編モノクロ。成功を夢見て上京したイタリア南部の貧しい家族と残酷な現実を叙情的に描いた作品である。イタリア語とフランス語の原題は「ロッコと彼の兄弟たち」の意味である。
明日10月1日(月)は、『山猫』(ルキーノ・ヴィスコンティ監督、1963年、イタリア・フランス合作映画)を取り上げます。第16回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを獲得、国際的な評価を確立した傑作であるが、全世界での配給権を持つ20世紀フォックスから、「長すぎる」とのクレームを受け、シドニー・ポラック監修で161分の「英語国際版」が作成され、世界各国で主に短縮版が公開された(日本でも1964年1月に国際版が公開)。ヴィスコンティ没後の1981年に、イタリア語オリジナル版(185分)が公開された(日本では当時の岩波ホールで同年12月に上映)。