謹賀新年

本年も「右岸の羊座」「せんだい映画村」をどうぞよろしくお願いいたします。

今年最初の上映会は、デビュー作祭Part2のオープニングイベントとして、映画監督・伊藤俊也さんをお迎えして2日間の上映会を開催します。ぜひご参加下さい。

作品上映とトークイベントの2日間 「映画監督 伊藤俊也って何だ!」

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伊藤俊也:1937年福井県生まれ。1960年東京大学文学部美学科卒業後、東映に入社助監督となる。1972年「女囚701号 さそり」で監督デビュー。虚構の更なる虚構を求めるアヴァンギャルドな映像表現と反権力思想、それが主演・梶芽衣子の個性を最大限に魅力あるものにし大ヒットとなる。同年度の日本映画監督協会新人奨励賞受賞。1991年東映退社後フリーに。2003年紫綬褒章受章。

◆1日目◆

1月26日(金) 会場:東京エレクトロンホール宮城4階会議室

http://miyagi-hall.jp/ 

10:00 映画「風の又三郎 ガラスのマント」上映

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(監督・脚本:伊藤俊也、脚本:筒井ともみ、音楽:冨田勲 1989年 107分)

12:00 伊藤俊也監督トーク

12:45~ 30分休憩

13:15 映画「映画監督って何だ!」上映 日本映画監督協会創立70周年記念作品

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(監督・脚本:伊藤俊也、出演:小泉今日子、佐野史郎、原田芳雄 2006年 88分)

15:00 日本映画監督協会インタビュー集「わが映画人生・伊藤俊也監督篇」

聞き手:崔洋一監督

入場料:前売券・電話予約1,000円 当日券1,300円 映画村会員800円

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◆2日目◆

1月27日(土)会場:たらこcafe(仙台市若林区新寺3-2-32 022-256-3078)

http://www.siip.city.sendai.jp/o/03/06_1/01.html

10:00 映画「始まりも終わりもない」

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(監督:伊藤俊也、出演:田中泯 2015年 95分)

劇映画でありながら、全編ほとんどセリフによらず舞踊家 田中泯の「舞」でつづられる。「人間の存在論」に迫るべく、田中泯の身体表現だけで哲学的、詩的に表現し映画の原点を目指す。

映画終了後11:40~ 伊藤俊也監督のトーク

入場料:1,000円(たらこのおにぎり付)

主催・問い合せ:せんだい映画村 070-5326-1974

 

右岸の羊座シネマテーク1日集中講座

日陰に咲いた鬼才 映画監督・神代辰巳 特集

9/30(土) 10:00開始 (限定20席)

くましろたつみ 早大卒業後、1953年松竹に入社。1955年日活に移籍後、ロマンポルノを手がける。性を描きながらも、男女間の情感をコミカルなタッチも交えつつ表現。1972年「一条さゆり 濡れた欲情」、1973年「恋人たちは濡れた」、永井荷風原作の1973年「四畳半襖の裏張り」などの秀作を次々と発表。

会場:ラブミー牧場 仙台市青葉区立町14-7 五十嵐ビル1F
022(267)3031

◆上映作品「かぶりつき人生」1968年 日活 94分

原作:田中小実昌、監督・脚本:神代辰巳、出演:丹羽志津、殿岡ハツエ

関西ヌードの特出しストリッパーをやっている母親とその娘の生き様を描いた、オールロケ、オールシンクロで展開する演出が印象に残る神代辰巳デビュー作。

◆講演 寺本成彦(東北大学国際文化研究科教授)

ストリップと(しての)映画 神代辰巳 初期映画における「気の強い女」の系譜をめぐって

てらもとなるひこ 専門は映画、フランス文学。論文に『モーパッサン「野あそび」からジャン・ルノワール「ピクニック」への道程』、『寺山修司におけるロートレアモン-書物からスクリーンへ、スクリーンから街へ-』など。仙台アリアンス・フランセーズでシネクラブを共同主宰。

料金:前売2,800円 当日3,300円

問合せ・申し込み:右岸の羊座シネマテーク 070‐5323‐1939

長編記録映画「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」上映会

仁左衛門1[1]

・・・・・・・・映画監督 羽田澄子特集第二弾・・・・・・・

人間国宝 十三代目・片岡仁左衛門(1903―1994年)最晩年の7年間に迫るドキュメンタリー全六部 10時間46分の超大作

全六部ご覧頂ける、またとない機会です。お見逃しになりません様、ぜひともご参加下さい。5/3(祝)の第一部・第二部は残り席わずかとなりました。

5/3(祝) 第一部 午前10時から  第二部 午後12時30分から上映

12(金) 第三部 午前10時から  第四部 午後12時30分から上映

16(火) 第五部 午前10時から  第六部 午後12時00分から上映

会場:茶室 緑水庵 仙台市青葉区片平一丁目2番5号

http://www.city.sendai.jp/aoba-koen-somu/aobaku/koen/ryokusuian.html

入場料 1作品につき 前売券1000円 当日券1300円 全六部観賞券 5000円   各回 限定25名につきご予約下さい。

主催・問い合せ:右岸の羊座シネマテーク 070-5326-1974

第一部「若鮎の巻」(102分)                        1987年上方若手歌舞伎俳優の集い「若鮎の会」の自主公演にあたって、舞台監修の 仁左衛門演技指導の記録。
第二部「人と芸の巻 上」(94分)
84歳から88歳までの折々の舞台、芸談、生活を記録したもの。
第三部「人と芸の巻 中」(101分)
1988年歌舞伎座百年の記念公演「菅原伝授手習鑑」の舞台稽古。
第四部「人と芸の巻 下」(105分)                      「芸談をきく会」における仁左衛門の貴重な芸談や、長男・我當、次男・秀太郎、 三男・孝夫(後の十五代目仁左衛門)、五女・静香、妻・喜代子のインタビュー。
第五部「孫右衛門の巻」(86分)
1989年歌舞伎座での『恋飛脚大和往来』の稽古と舞台の様子を伝える。
第六部「登仙の巻」(158分)                         88歳から90歳亡くなるまでの舞台、生活の記録。最後の舞台となった『八陣守護城』の佐藤正清役の演技を伝える。

道明寺[1]

十三代目 片岡 仁左衛門 本名:片岡千代之助(かたおか ちよのすけ)

1903年、東京に生まれる。十一代目片岡仁左衛門の養子に入る。1905年、京都南座で初舞台。1912年以降は片岡少年劇で活躍した。1924年、歌舞伎座で四代目片岡我當を襲名。この前後から東京を中心に活動し、九代目團十郎の芸系を受継ぐ七代目市川中車などについて積極的に学ぶ。1932年、松竹・新宿第一劇で青年歌舞伎を結成し座頭をつとめる。青年歌舞伎の活動は足掛け七年にわたった。1939年、上方歌舞伎へ移籍。1951年には亡父の後を継ぎ片岡仁左衛門を襲名するが、1960年代に入ってからの関西歌舞伎の凋落いちじるしく、二代目中村鴈治郎、三代目實川延若らとともに、自主公演の集まり「七人の会」をたちあげる。このような上方歌舞伎の現状を憂い、伝統の灯火を守ることを決意し、「仁左衛門歌舞伎」と称し1962年以降五回にわたって自主公演を決行。関西歌舞伎界に与えた影響はきわめて大きい。一方では高校生を対象とする歌舞伎教室を開催したり、上方の若手役者による「若鮎の会」を主宰して若手俳優の指導など人材育成に努めた。1966年、歌舞伎座でつとめた『廓文章』(吉田屋)の伊左衛門が好劇家から高い評価を受け、それまでどちらかといえば独特な持味はあるものの、手堅いだけといわれていた演技に変化がおとずれる。七十代の後半から八十代に至って飛躍的に芸が深化し、一躍、名優の列に加えられることになった。最晩年の滋味あふれる品格高い演技を賞賛する者は今でも少なくない。1972年、重要無形文化財保持者に各個認定(人間国宝)、日本芸術院賞受賞。1981年、国立劇場の『菅原伝授手習鑑』の菅丞相は「神品」とまで絶賛される。このころから緑内障のために徐々に視力が衰え、最晩年には失明状態に陥ったが、生涯舞台に立ちつづけた。1981年、日本芸術院会員。1992年、文化功労者。1993年12月の京都南座顔見世における『八陣守護城・御座船の段』の佐藤正清が最後の舞台となり、1994年3月26日、京都で死去。(ウィキペディアから抜粋)

デビュー作祭 第三弾

◆2月26日(日)10:00~ 南小泉町内会館

熊井啓監督のデビュー作「帝銀事件死刑囚」(1964年・108分・日活)上映会

逮捕から死までの39年間を獄中で過ごし長年宮城刑務所に収監されていた

画家・平沢貞通を描いた社会派ドラマ

帝銀事件死刑囚

監督・脚本:熊井啓 音楽:伊福部昭 撮影:岩佐一泉

出演者:信欣三 内藤武敏 井上昭文 他

社会派の名匠・熊井啓監督のデビュー作。1948年帝国銀行で大量毒殺事件が発生。テンペラ画家・平沢貞通が逮捕され死刑が確定するが、謎の「名刺の男」、731部隊、GHQの介入などさまざまな動きが背後で交錯し、事件は迷走、戦後最大の謎といわれる事件に切り込んだ力作。

上映後には、宮城県図書館「音と映像のフロア」所蔵の「古城六角塔」(現 宮城刑務所)の資料映像15分を上映いたします。

入場料:500円(直接会場へお越しください)

主催・問い合せ:右岸の羊座シネマテーク 070-5326-1974

共催:せんだい映画村

新春の右岸の羊座上映会

本年もあと数時間で終わりです。2016年、皆さま大変お世話になりありがとうございました。新春、第一弾の右岸の羊座シネマテークの上映会は、1月15日(日)に始まります。ぜひともご参加頂ければ幸いです。

作曲家・伊福部昭没後10年特集 ゴジラ☓伊福部昭

1月15日(日)13:30~(13:10開場) 会場:桜井薬局セントラルホール

http://www.sakura-centralhall.jp/index.html (桜井薬局セントラルホール)

料金:前売2000円 当日2500円 前売券は桜井薬局セントラルホールで発売

・・・・・・・・・・・下記の内容で1日限りの特集上映を開催します。・・・・・・・・・・

◆上映作品 日本初特撮怪獣映画の記念碑的名作「ゴジラ」

(1954年、97分、東宝、35ミリ)監督:本多猪四郎、音楽:伊福部昭、特撮監督:円谷英二、製作:田中友幸、出演:志村喬、河内桃子、宝田明、平田昭彦他

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講演:片山杜秀 「ゴジラと伊福部昭は一蓮托生の運命である」

片山杜秀 1963年仙台市生まれ。慶應義塾大学法学部教授。思想史研究者、音楽評論家。伊福部昭の再評価、日本近代音楽史の読み直しをはかっている。2013年からは、NHK-FM「クラシックの迷宮」のパーソナリティや「朝日新聞」の文芸時評とクラシック音楽評を担当する。著書に『音盤考現学』『音楽博物誌』(吉田秀和賞、サントリー学芸賞)、『ゴジラと日の丸』『近代日本の右翼思想』『未完のファシズム』『国の死に方』など。

ライブ:あがた森魚 -キネマを唄う-「伊福部昭に捧ぐ」

あがた森魚 1948年北海道留萌生まれ。歌手。1972年「赤色エレジー」でデビュー。

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主催:右岸の羊座シネマテーク 共催:桜井薬局セントラルホール

助成:(公財)仙台市市民文化事業団 問い合せ:070-5323-1939まで

平塚らいてう生誕130年を記念して

◆ドキュメンタリー映画「元始、女性は太陽であった 平塚らいてうの生涯」

(羽田澄子監督、2001年、自由工房作品、カラー、136分)上映会を開催します。

会場:桜井薬局セントラルホール 022-263-7868

10/27(木)・28(金) 11:00と14:00の1日2回上映

*前売り券発売好評につき下記の日程で続映する事が決定しました。

10/29(土)~11/11(金)まで 午後12時30分より1日1回上映

11/5日(土)のみ休映になりますのでご注意下さい。

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1886年生まれのらいてうは、25歳で女性による初めての文芸誌『青鞜』を創刊。以来85歳で他界するまで女性解放運動のパイオニアとして、一時代を駆け抜けていった。2002年3月から岩波ホールでロードショーされ、ロングランを記録した作品。

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羽田澄子監督 1926年旧満州大連生まれ。1945年自由の森学園を卒業、50年に設立された岩波映画製作所に入社、編集に携わる。その後1957年「村の婦人学校」で監督デビュー。以来80本以上の作品を手がけている。1977年「薄墨の桜」、1983年には「早池峰の賦」を完成させ、芸術選奨文部大臣賞、エイボン芸術賞も受賞。数少ない女性ドキュメンタリー監督としての地位を確立する。

当日1300円 前売券1000円(桜井薬局セントラルホールで発売中)

主催:右岸の羊座シネマテーク070-5326-1974大越まで

助成:(公財)仙台市市民文化事業団

◆尚、羽田澄子監督特集として2017年1月に下記作品上映します。

「歌舞伎役者片岡仁左衛門 全6部」「薄墨の桜」「早池峰の賦」お楽しみに。