先月28日(土)『3月11日を生きて〜石巻・門脇小・人びと・ことば〜」の上映会、多くの皆さんにご参加頂きました。感謝申し上げます。
上映後には青池憲司監督、そして今回カメラを担当された一之瀬正史撮影監督、監督助手を務められた尾崎日出夫さんの1年間の撮影話と現在の石巻の様子など質疑応答をしながらお話し下さりました。まだまだ困難な状況下の被災地ですが、少しずつ前進して行っている様子が映画からもお話しからも感じとれた様に思います。途中「今回の撮影談とは話題がそれますが・・・」とのことわりを入れて、若き日に写真家を志していた一之瀬カメラマンが衝撃を受けたドキュメンタリー作品『留学生チュア・スイ・リン』の話をして下さりました。この1本の映画体験が、ご自身が映画の世界に足を踏み入れるきっかけになったと。映画が与える影響の大きさ、そして感情が揺さぶられる様な感動体験がとても大切、原点なのだという事を再確認させられました。そして会の最後、懇親会では、これまた映画ファンにとってとても貴重な話を語ってくれましたよ。フィルム時代の撮影方法、CMの撮影談、業界にあるジンクス(?)「お天気まつり」「3時の馬鹿っ晴れ」等々・・・。話がつきませんでした。青池監督、一之瀬カメラマン、尾崎助手、爽やかな清々しい印象のお三人でした。8月の本編完成時の再会を楽しみにしております。
青池監督の<石巻撮影報告29・>をご紹介します。
門脇小学校撮影隊は、あす、被災地石巻を去ります。
したがって、お目汚しなこの報告も今回がさいごになります。
多くのみなさんから、この報告への返信のかたちで、
ありがとうございます。
2月に上映をはじめた、
『3月11日を生きて〜石巻・門脇小・人びと・ことば〜』(
おかげさまで好評をもって迎えられ、まずは安堵しています。
全国で自主上映会がはじまっていますが、
上映会については事務局にお問い合わせください。
映画「宮城からの報告」製作委員会/事務局長:佐藤進
住所:982-0013 仙台市太白区太子堂5-20 電話:090-2955-7868
E-mail : dorian@mrg.biglobe.ne.jp http://www.miyagireport.org/
元の門脇小学校のさいごの撮影をしました。
わたしたちが門脇小を撮影したさいしょのころは、
瓦礫のなかをキャメラと録音機を担いで歩いて近づいて行きました
きょうは、門脇小と直角に交わる直線道路を車で走り、
キャメラをトラックバック(後退移動)させました。
門脇小学校はだんだん遠ざかって行きます。
東京へもどって、5月〜7月は村本勝、
まだタイトルも付けられていない、
青池憲司
(4月29日受信のメールから転写しました。)