映画『はじまりの記憶 杉本博司』


(2011年、日本、81分、中村佑子監督)  http://sugimoto-movie.com/ (公式サイト)

現代美術界を牽引する存在として、世界を股にかけて活躍する日本人アーティストの杉本博司に密着取材を敢行。作品を生み出す原動力に迫っていくドキュメンタリー。

杉本博司さんといえば、昨年の10月にはNHK ETV特集「この世の名残 夜も名残〜杉本博司が挑む『曽根崎心中』オリジナル〜(http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/1016.html)で人形浄瑠璃文楽の演出に取り組み姿が紹介されました。

映画「モバイルハウスのつくりかた」

(2011年、日本、98分、本田孝義監督)

出演 坂口恭平、鈴木正三、船越ロビンソン、隈研吾、磯部涼

家賃ゼロ、敷金ゼロ、ローンゼロ、ほんの少しの材料と太陽光で現代に暮らす

「建てない」建築家がいる。―名前は坂口恭平。『0円ハウス』『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』といった著書で現代のライフスタイルに問いを投げかけ、故郷の熊本につくった”ゼロセンター”で新しい生き方を模索する。

自分の身の丈にあった家とは何だろう?数々の路上生活者の生活をレポートしてきた坂口さんは初めての建築作品”モバイルハウス”の製作にとりかかる。「師匠」は多摩川の河川敷に長年暮らす”多摩川のロビンソンクルーソー”。製作費26000円。二疊の家に移動用のかわいい車輪付き。師匠の叱咤激励を受けてようやく完成、多摩川から設置場所の吉祥寺に移動という前日、東日本大震災が起こった・・・。住むとは?暮らすとは?生きるとは?ここには私たちが生きていくためのヒントがいっぱい詰まっています。

6月、ユーロスペースにてロードショー。

http://www.0yenhouse.com/house.html (0円ハウス)

 

 

戦後復興期の白黒映画

神戸映画資料館の17日(土)・18日(日)に行われる上映会です。

「やぐら太鼓」(1952/81分/16mm)滝村プロダクション 監督:マキノ雅弘、滝沢英輔

「魔の口紅」(1949/66分/16mm)映画芸術協会 監督:佐々木康

「山河を越えて」(1952/61分/16mm)文芸プロ 監督・脚本:山口順弘

「山河を越えて」は名犬、「魔の口紅」はレビュー、「やぐら太鼓」は相撲がモチーフになっており、戦後復興期の風俗や情景を見ることができる。また、人々に力を与えようとした当時の映画作家の想いが伝わってくる。夏川静江、喜多川千鶴、 高杉早苗らが出演する上映機会の少ない戦後の作品3本。

   

阪神大震災 記録映画から学ぶ2

昨年の11月に羊座で開催した「阪神大震災 記録映画から学ぶ」では、神戸・長田区野田北部鷹取地区の震災発生当時から、5年間に渡りまちが再生して行くまでの証言を集めた作品『記憶のための連作 野田北部・鷹取の人びと第14部』と『阪神大震災 再生の日々を生きる』の上映会と青池憲司監督の講演を行いました。

新たに4月7日(土)から4週に渡り再び青池憲司監督作品の上映会を開催します。

上映作品は4月7日・14日・21日『記憶のための連作 野田北部・鷹取の人びと第1部〜第6部』(阪神大震災発生直後から1年間の全容)、そして4月28日には昨年6月から撮影中の被災地・石巻を記録したドキュメンタリー映画・証言篇『3月11日を生きて〜石巻・門脇小・人びと・ことば』です。

 

 

映画 「3.11日常」

(2011年、日本、79分、わたなべりんたろう監督)

映画ライターとしても活躍する、わたなべりんたろう監督が監督を務めたドキュメント。反原発を訴える京都大学原子炉実験所の小出裕章助教へのインタビューを通し、東日本大震災と福島第一原発事故以降の日本の社会や生き方を見つめ直していく。

出演:小出裕章、水野美紀、中川敬ほか、配給わたなべりんたろう

3月10(土)〜オーディオリウム渋谷にて上映

http://311everydayliving.com/ (「3.11日常」オフィシャルサイト)

http://eiga.com/movie/57545/ (映画.com)

 

上映会「星空と路 3がつ11にちをわすれないために」

3月6日(火)〜12日(月)、せんだいメディアテーク7Fを会場に上映会「星空と路 3がつ11にちをわすれないために」が開催されます。

http://www.smt.jp/hoshizoratomichi/7f/index.html (上映作品紹介はこちらから)

作品写真  作品写真  作品写真  作品写真

 

公開中『ニーチェの馬』

(2011年、ハンガリー・フランス・スイス・ドイツ合作映画、タル・ベーラ監督、154分)

仙台でも近日中、桜井薬局セントラルホールで公開されます。

【映画表現の限界に挑んだ作品。見るには心の準備が必要。予備知識や能書きはどうでもいい。

言葉に頼らない表現がある。その重みを受け止めてください。】

(アエラ ’12.2.13号 藤原帰一「映画の記憶」より一部抜粋させて頂きました。)

http://bitters.co.jp/uma/index.html (『ニーチェの馬』公式サイト)

ニーチェの馬の場面カット

http://eiga.com/movie/57189/ (映画.COM)

石巻発 証言篇「3月11日を生きて〜石巻・門脇小・人びと・ことば〜」

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『3月11日を生きて〜石巻・門脇小・人びと・ことば〜』

(映画『宮城からの報告—こども・学校・地域』製作委員会・1時間37分・青池憲司監督)

仙台上映会は3月3日(土)午後1時30分から、会場はフォレスト仙台で開催されます。

http://www.forestsendai.jp/annai/tc_13.html

(フォレスト仙台:仙台市青葉区柏木1-2-45 TEL:022-271-9340、

北四番丁駅下車「北2出口」より徒歩約7分)

本編として今夏に製作される作品を前に、門脇小学校をめぐる人々の3月11日における行動の証言をまとめたものです。

東日本大震災で宮城県の小学校は、被災33校、死亡・行方不明の児童186人、おなじく教職員18人という大きな被害を受けました。なかでも、石巻市の被災小学校は14校、死亡・行方不明の児童は138人で、これは、この震災での学校被害の最たるものです。
かつて体験したことのない大地の揺れと迫りくる大津波。そのとき学校現場は事態をどのように判断し、どんな行動をとったのだろうか? こどもたちは? 教職員は? 保護者家族は? 地域の人たちは?
この映画は、昨年6月下旬から撮影している石巻市立門脇小学校の児童、教師、保護者50人を超えるインタヴューを通して、“人は3月11日をどのように生きたか”を提示する作品です。

その内容は当日の震災を経験した人のみならず、震災後ボランティアで被災地に入られた方々、遠方にあって大震災の報道を見聞きしただけの方にも深い共感を与える作品となっています。(映画『宮城からの報告〜こども・学校・地域』製作委員会のサイトより抜粋)

http://www.shinsaihatsu.com/org/aoike-miyagi/

http://www.h5.dion.ne.jp/~vhanshin/column.html

*右岸の羊座(℡022-721-1094)では、3月3日(土)フォレスト仙台で行われる上映会のチケットを販売しております。

 

 

映画鑑賞記2

映画『ものすごくうるさくてありえないほど近い』を鑑賞して来ました。突然襲った悲劇で父親を失い喪失感を抱えながら、もがき苦しむ少年オスカー。周囲に支えられながら再生の日々を過ごして行く姿が印象的な映画です。彼の周囲の人間、特に祖父母の存在が今まで頑なに閉ざしていた少年の心に微かな灯を与えて行く様に思いました。祖父と孫の間にある関係性が一番の薬だったのかも知れません。ストーリーと関係なく感激した事は、祖父役の俳優マックス・フォン・シドーがとても素敵でした。

http://eiga.com/person/69467/

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