あしたのパスタはアルデンテ(2010年、イタリア、113分、フェルザン・オズペテク監督)
http://www.cetera.co.jp/aldente/
【こんなお話】
トンマーゾはローマに住む作家志望の青年。
(TBCみやぎ映画情報より転載)
【KATZの独断と偏見】
イタリア製のコメディ・ドラマです。しかし、
登場人物のバックグラウンドを上手に描き、それらが織りなす人情味・苦悩・喜劇・せつなさ、などなど、奥深く味わい深いドラマに仕上がっています。
あしたのパスタはアルデンテ(2010年、イタリア、113分、フェルザン・オズペテク監督)
http://www.cetera.co.jp/aldente/
【こんなお話】
トンマーゾはローマに住む作家志望の青年。
(TBCみやぎ映画情報より転載)
【KATZの独断と偏見】
イタリア製のコメディ・ドラマです。しかし、
登場人物のバックグラウンドを上手に描き、それらが織りなす人情味・苦悩・喜劇・せつなさ、などなど、奥深く味わい深いドラマに仕上がっています。
本日12月10日(土)大崎市古川「吉野作造記念館」で映画「わたしはここにいます〜石巻・門脇小学校・夏」上映会と青池憲司監督を交えてのパネルディスカッションが開催されました。
11月29日(火)羊座で緊急ライブを行なったあがた森魚さんはその翌日函館へ向かいました。
12月2日(金)〜4日(日)の3日間、函館イルミナシオン映画祭が開催されています。
3日(土)赤レンガ倉庫・金森ホールの『マイ・バック・ページ』の上映+ゲスト川本三郎さん、あがた森魚さんの対談。同ホール4日(日)の「さよなら原田芳雄さん」では『寝盗られ宗介』の上映+若松孝二監督のトークが注目。
http://www.hakodate-illumina.com/index.shtml
神戸映画資料館で第3回神戸ドキュメンタリー映画祭「3.11後を生きる早く、遅く。」が12月3日(土)〜開催されます。
3月11日に起きた東日本大震災、広く映像に携わる人々が厄災がもたらしたものについて考え、すぐに作品としてかたちにしました。この動きは阪神・淡路大震災の時とは大きく異なるものです。神戸映画資料館は、神戸でも最も震災の被害の大きかった地・長田区にあります。被災地の街の復興、そこに暮らす人びとの心の問題・・・・・。迅速な対応と解決が求められると同時に、長い年月が必要な側面もあることを神戸の人たちは知っていることでしょう。映画を通して、そのことについて考えたいと思います。
(「3.11後を生きる早く、遅く。」のチラシより)
今月5日、12日羊座の「阪神大震災 記録映画から学ぶ」の中で上映した青池憲司監督作品『わたしはここにいます〜石巻・門脇小学校・夏』(2011年/29分)も12月10日、11日に参考上映されます。
イギリスのマイク・リー監督の最新作『家族の庭』が公開されます。仙台は来年公開の様です。
ロンドン郊外で充実した生活を送る初老の夫婦、トムとジェリー。季節の移り変わりと、心象風景をシンクロさせた人間ドラマが興味深いです。
マイク・リー監督作品は、ヒーローでも悪役でも無い普通に暮らす人がテーマであり、心情を静かに描いているところが好きです。
12日(土)に行われた映画『阪神大震災 再生の日々を生きる』上映会終了しました。当初予定していなかった青池監督も石巻から再び登場。上映後に語らいました。時系列にそっての2時間36分、神戸市長田区野田北部鷹取地区の「野田北部まちづくり協議会」の活動を中心にその歳月を追ったドキュメンタリー作品でした。震災前から住環境の改善に取り組んでいたまちづくり協議会は、震災後に復興対策本部を立ち上げ、住民と専門家、行政がじっくりと議論を重ね、生活の再建とコミュミティの再生を試行錯誤しながら作り上げて行く姿が丁寧に映されていました。上映会には今回の震災で多大な被害を受けた地域の方も参加していたので、上映後に感想をたずねると「今の自分たちと全く同じ状況。これからの生活に重要な話しばかりだった。」と感慨深げでした。
地域をつくるとは?コミュニティ再生とは?それに伴う住民の意識は?など今後の自分たちにヒントをあたえてくれる映画の内容だった様に思います。地域再生には住民自身が主体となって前に進む事と根気が必要で、想像以上の時間がかかるという事もあらためて感じさせられました。
「この震災は百年に一度の不幸だが、それは、わたしたち自身がまちづくりをする、百年に一度のチャンスでもある。」―阪神大震災・被災地住民の言葉。
http://www.h5.dion.ne.jp/~vhanshin/column.html
監督の鷹取の人びとへ向ける暖かい眼差しが感じられる作品でした。上映する事が出来てとても嬉しく思っています。
桜井薬局セントラルホールで「日本映画黄金期を支えた名優たち」の上映会が11月6日(日)〜開催されています。昨日は映画『この広い空のどこかに』(1954年)を鑑賞してきました。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD18181/story.html
デビュー間もない小林正樹監督と楠田芳子、松山善三脚本の松竹大船調の情景豊かな作品でした。
大船調とは「人間の善意っていうようなもの、その讃歌だったんじゃないか。」と大庭秀雄監督はインタビューで当時を振り返っています。
http://www.dgj.or.jp/my_cineast_life/article/000211.html
5日(土)の記憶のための連作『野田北部・鷹取の人びと』に引き続き、青池憲司監督作品の上映会が12日(土)午後2時から右岸の羊座で行われます。
*河北新報(11月4日朝刊17面)、毎日新聞(11月4日22面希望新聞に掲載)、河北ウィークリーせんだい(11月10日8面)で今回の上映会が紹介されています。
また5日の上映後、青池監督から「石巻撮影報告14」と題したメールがありました。
羊座での上映会の事や、その後の仙台駅での再会のエピソードが書かれていました。
↓メールの内容から一部紹介いたします。
5日に仙台の「右岸の羊座」というチャーミングなシネマカフェで、「阪神大震災 記録映画から学ぶ」と題する催しがありました。野田北部を記録する会が製作した、記憶のための連作『野田北部・
被災地石巻から出てきて、被災地仙台で、
あれ(阪神)は不意打ちの災害でしたが、これ(東日本)
にもかかわらず、犠牲者はまちにあふれました、きのうのごとく。
じつに親近感あふれる上映会を打ち上げて、仙台駅へ向い、
さっきまで、
おふたりは東日本被災地訪問の一つに、
ありがとうございます。呑めない(呑まない)浅山さんを挟んでではありましたが、
青池憲司
5日行われた上映会は、神戸映画資料館館長である安井喜雄さんの阪神大震災直後の街の様子を撮影した映像「住吉から三宮へ」の上映から初めました。街の被害の甚大さが刻銘に表された映像で凄まじさが伝わって、ふと自分たちの過ごした3月の生活と重なり記憶がよみがえって来ました。記憶のための連作「野田北部・鷹取の人びと」証言篇に登場した野田北部の住民の話に、人間のたくましさを感じました。自分たちでは気が付いていなくとも非常事態になると人間は強さを見せるのだろうと、またその反面に弱さも併せ持っているのが自然の姿なのではないかと。
復興への道のりは長いですが、一歩ずつ前に進む事の重要さを再確認出来た様に思います。