8/1(土)・2(日) 両日10:30「大曾根家の朝」、 13:00「異母兄弟」
会場:仙台市民会館・視聴覚室(地下1階)
―戦後、日本映画の隆盛期に活躍した岩沼市出身の劇作家・久板栄二郎特集―
プロレタリア演劇の劇作家として活躍するとともに、戦後は映画界にも進出、黒澤明監督の「悪い奴ほどよく眠る」「白痴」、木下恵介監督の「大曾根家の朝」「破戒」などの脚本を担当し、演劇的な手法を実験的に取り入れた作品を残した。今回は1946年キネマ旬報ベストテン1位の軍国主義批判の力作として評価が高い「大曾根家の朝」上映。特別上映として家城巳代治監督作品「異母兄弟」も併映します。
◆映画「大曾根家の朝」1946年/81分/松竹/監督:木下恵介監督、脚本家:久板栄二郎、音楽:浅井挙曄、撮影:楠田浩之、出演:杉村春子、長尾敏之助、徳大寺伸、三浦光子他
ⓒ1946 松竹
未亡人・房子は3人の息子、長女とその婚約者に囲まれクリスマスの夜を楽しんでいた。大曾根家のそんな団欒風景は見事に打ち砕かれ、次第に廃墟と化して・・・。
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◆映画「異母兄弟」1957年/110分/独立映画/監督:家城巳代治、脚本:依田義賢・寺田信義、音楽:芥川也寸志、撮影:宮島義勇、出演:三國連太郎、田中絹代、中村賀津雄他
ⓒ独立プロ名画保存会
異常なまでに厳しい軍人はその家に仕えていた大女中を手込めにし、女中は身ごもる。軍人は後妻として迎えるが・・・。軍国主義に歪められた人物の性格を浮き彫りにした原作:田宮虎彦の文芸大作。
入場料:1作品観賞 800円 2作品観賞 1300円
主催:青葉の杜の映画祭 070-5326-1974
*木下恵介監督、久板栄二郎脚本の映画「破戒」は9/19(土)桜井薬局セントラルホールにて上映いたします。詳細は問い合わせください。