アーティストドキュメンタリーシリーズ上映会を終えて

7月24日「小三治」から始まったアーティストドキュメンタリーシリーズ第一弾は、8月28日「草間彌生 わたし大好き」、9月16日~19日の「花々の過失」まで約3ヶ月間の上映を終えました。

第一弾は3作品すべて仙台では初上映のもの、味わいの異なったドキュメンタリーを選びました。

私の個人的感想として、どの作品も表現者達の苦悩、喜び、戸惑いなどをとらえていて、自分自身と重ねて見ているからなのか、何度見ても飽きることが無かった様に思います。新たなアーティストのドキュメンタリー映画を探し続けるとともに、今回の作品の再上映も考えて行きたいと思っています。皆さんのご意見・ご感想も是非聞かせて下さい。今後もこのシリーズを宜しくお願いいたします。

*仙台市民の文化情報誌「季刊まちりょく Vol.4」配布が始まりました。

せんだいメディアテーク、青年文化センター、各区役所、各図書館等で無料配布しています。

羊座の秋以降のイベントも掲載されていますのでご覧下さい。

映画「花々の過失」上映報告

昨日19日(月)でドキュメンタリー映画「花々の過失」の上映は終了しました。

参加下さった皆さまありがとうございました。

友川カズキという歌手は圧倒的に若い世代に支持されているという事がわかったのが今回の上映会の感想であり、収穫だったと感じています。友川カズキをまだ知らない人びとへ今後も呼びかけて行けば、彼の存在感に圧倒されると共に魅了される事と思います。この流れは本物だと確信しました。

上映の回を増すごとに私自身も「花々の過失」の映像と、友川さんの歌が体に浸透していくのがわかり、いい時間を過ごせました。

友川カズキ「花々の過失」上映時間

アーティストドキュメンタリーシリーズ第一弾の3作品目

「友川カズキ 花々の過失」(ヴィンセント・ムーン監督・撮影、2009年、70分、日本・フランス)の上映時間は、

9月16日(金)、17日(土)午後6時半~

9月18日(日)、19日(月)午後3時半~の各日1回の上映になります。

前売・1000円(当日1300円) 問い合せ・右岸の羊座 022(721)1094。

映画「花々の過失」は、ひとりの日本人の熱い思いから始まった。ヴィンセント・ムーンに送った一通の電子メール。「友川カズキという日本のミュージシャンを撮影して欲しい」。招きに応じ日本にやってきたヴィンセントは、友川カズキの2週間の旅に同行し、その人生の、ほんの一瞬を切りとった。2週間という時間を短いというのは簡単だ。短くても、確実にそこに流れている時間。ひとすじの風が吹き抜ける。ひとりのミュージシャンの生きざまが重なる。

友川カズキ プロフィール

歌手・詩人・画家・競輪愛好家・エッセイスト・俳優・酒豪。1950年2月16日、秋田県山本郡八竜村生まれ。74年レコードデビュー。86年まではメジャーで、以降インディーズで計30作を超える作品を発表する。執筆活動や画家活動も並行して行い、1998年~2002年には東北放送のメインコメンテーターを務めた。最大の趣味である競輪に関する評論も多数あり、現在も「夕刊フジ」に定期的に寄稿中。2010年末には映画「花々の過失」が国内公開。同時に40年にわたる創作キャリアを総括した歌詞集「友川カズキ歌詞集 1974-2010 ユメは日々元気に死んでゆく」(ミリオン出版)を上梓。2011年1月には宇川直宏氏主催の「DOMMUNE」への出演を果たすなど、世代を超えてその表現者としての姿に注目が集まっている。最新アルバム「青いアイスピック」(PSFレコード)。

 

映画「草間彌生 わたし大好き」報告

28日の上映会に参加下さった皆さま本当に有難うございました。羊座の活動当初から希望していたこの映画を上映することが出来て本当に嬉しく思っています。映画の中で垣間見る事の出来る、感情の動き、せめぎあいの中から生まれる作品の数々には本当に圧倒されてしまい、日常生活の様子では人間味溢れる姿に大変な親近感をおぼえました。とても見応えのある作品でした。

上映当日の朝、「今日の1時からの上映に伺いたいのだけれど、以前草間彌生さんの展覧会を企画したことがあって、彼女と撮った写真を持参しても良いかしら」との電話が羊座に入りました。驚いたものの、とても嬉しい申し出に「是非お願いします。」との返事をしました。電話の女性はアート・ディレクターのお仕事をされていて、草間彌生さんはじめ数々の現代美術作家との親交を深められ、現在は仙台在住とのお話でした。1回目上映後に、Oさんに少しだけ草間さんとの交流談や展覧会を企画した際の経緯などお話頂きました。映画の後に貴重な話しを聞くことが出来て、参加頂いた方々もきっと印象深い上映会になった事と思っております。Oさん本当に有難うございました。

*現在、スペインを皮切りに(ヨーロッパ、アメリカを巡回)草間彌生回顧展が開催されていますが、8月6日~11月27日までは東京・ワタリウム美術館にて「草間彌生 Kusama’sBodyFestival in’60s展」開催中です。

 

第2回 有料試写会「花々の過失」

8月1日(月)夜6時半~、入場料金1000円にて開催します。

主催・会場・問い合せ:右岸の羊座 022(721)1094

絶叫する哲学者、無頼詩人のロマンを奇跡的に体現する表現者、友川カズキ。中原中也の詩「骨」に衝撃を受け作詞を始め、1970年代に歌手としてデビュー。詩人、画家、俳優、競輪ファン、酒豪などとしても知られる。60歳を超える現在でも多くのアーティストに影響を与え続けている。荒々しく叫び続ける友川を追うのは、ミュージックビデオの革命児ヴィンセント・ムーン。カメラを通して撮影するのではなく、カメラを用いてセッションを行う独自の撮影スタイルを確立し、欧米で議論を巻き起こした。美しい映像描写と、ピュアなサウンド、色彩のコントラストが特徴的である。

◆アーティストドキュメンタリーシリーズの第一弾として9月16日(金)~19日(月)に正式上映しますが、8月1日は「友川カズキを仙台で聴く会」の発足を兼ねて試写会を行います。

 

映画「小三治」報告

24日のドキュメンタリー映画「小三治」上映会は、25名限定3回の上映でしたが、好評につき満員御礼の結果となりました。見逃された方も沢山いて、再度上映も考えています。

次のアーティストドキュメンタリーシリーズは8月28日(日)午後1時、4時、6時の3回「草間彌生 わたし大好き」を上映いたします。只今準備中。

前売り販売中◆映画「小三治」

7月24日(日)に、右岸の羊座で上映のドキュメンタリー映画「小三治」の前売券は、おかげ様で午後1時の回は完売しました。午後3時、午後5時の回は若干の空きがあります。お早めにお買い求め下さい。

7月16日(土)の河北新聞・朝刊13面(文化・芸能欄)でこの上映会が記事になりました。

アーティストドキュメンタリーシリーズ

(財)仙台市市民文化事業団の助成・協力を受けこの夏3本のドキュメンタリー映画の上映を行います。アーティストの製作の秘密、横顔に触れられる作品を今後も探して行きたいと思っています。当初、文化施設を利用して行う予定でしたが、地震の影響で使用出来ないため会場は全て右岸の羊座で行います。

◆ドキュメンタリー映画「小三治」(2009年、104分、日本)

出演:柳家小三治、立川志の輔、桂米朝、 監督:康 宇政

こころの底から素直に惹きつけられる「噺」。それを紡ぎ出すに至る裏側には何があるのか?この作品では、高座の表舞台と裏舞台で落語を通じて弟子を育てること。己を磨くこと。そして落語と格闘している噺家のひたむきな姿をドキュメンタリー映画として描き出す。

7月24日(日)午後1時、3時、5時の3回上映(各回25名限定)

前売1200円、当日1500円、

プレイガイド:櫻井薬局セントラルホール、火星の庭、マゼラン、

わでぃはるふぁ、幸洋堂、ACT19、

◆ドキュメンタリー映画「≒草間彌生 わたし大好き」(2008年、102分、日本)

出演:草間彌生、監督:松本貴子

未だに止むこと無く世界の美術界を疾走する草間を、1年半もの間追い続けた渾身のドキュメンタリー映画。「生」と「死」と「愛」のせめぎ合いの中から湧き上がる草間芸術の真髄を記録し続ける。映画はF100号のモノクロ作品シリーズ「愛はとこしえ」50作が完成するその貴重な瞬間に密着する。今まで観ることの叶わなかった、草間の創作活動と日常。

8月28日(日) *時間は後日決定します。

入場料金:1000円(前売は右岸の羊座で)

◆ドキュメンタリー映画「花々の過失」(2009年、70分、日本・フランス)

9月16日(金)~19日(月) *時間は後日決定します。

7月6日(水)夜6時からは有料試写会があります。詳細は前のブログで確認お願いします。

入場料金:1000円(前売は右岸の羊座で)

 

 

ドキュメンタリー映画「花々の過失」

7月6日(水)夜6時半~、 入場料金:1000円

有料試写会 ドキュメンタリー映画「花々の過失」

(日本・フランス/2009年/70分)

主演:友川カズキ、監督・撮影:ヴィンセント・ムーン、

(財)仙台市市民文化事業団 助成・協力

主催・会場・問い合せ:右岸の羊座 022(721)1094

絶叫する哲学者、無頼詩人のロマンを奇跡的に体現する表現者、友川カズキ。中原中也の詩「骨」に衝撃を受け作詞を始め、1970年代に歌手としてデビュー。詩人、画家、俳優、競輪ファン、酒豪などとしても知られる。60歳を超える現在でも多くのアーティストに影響を与え続けている。荒々しく叫び続ける友川を追うのは、ミュージックビデオの革命児ヴィンセント・ムーン。カメラを通して撮影するのではなく、カメラを用いてセッションを行う独自の撮影スタイルを確立し、欧米で議論を巻き起こした。美しい映像描写と、ピュアなサウンド、色彩のコントラストが特徴的である。

◆アーティストドキュメンタリーシリーズの第一弾として9月16日(金)~19日(月)に正式上映しますが、7月6日は「友川カズキを仙台に招く会」の発足を兼ねて試写会を行います。