映画『照明熊谷学校』明日2時上映

右岸の羊座で開催する「アーティストドキュメンタリーシリーズ上映会2」。明日午後2時からは映画の照明技師・熊谷秀夫さんの仕事ぶりを綴ったドキュメンタリー映画『照明熊谷学校』(76分、2004年、日本、和田誠監修、小泉今日子ナレーション)を上映いたします。料金800円。

大映京都から日活シスター・ピクチュア、ロマンポルノを経て50年あまり、携わった作品は150本を超える熊谷秀夫。本人の言葉と彼の光で照らされた25本の映画たちとともに多くの関係者の証言を交えたドキュメンタリー。

スクリーンを見つめているとき、わたしたちの目には何が映っているのでしょう。物語に夢中になったり、スターのしぐさに見とれたり。どんなに本物に見えてもそれは大勢の人々が撮影現場で作りあげたもの。けれどそのとき、スクリーンの向こうから光を投げかける人がいます。たいていは控え目で、でも時にはおもいきり大胆で。そして必ず心をこめて―。スクリーンにあふれる光、闇を照らすたったひとつの光。映画を見ているわたしたちの心にはいつでもそんな光が届いているのです。

  

お知らせ

石巻・門脇小を撮影した青池憲司監督のドキュメンタリー映画が8月に本編完成予定です。右岸の羊座ではそれにあたっての上映準備委員会を立ち上げました。まずは明日5月11日(金)午後4時〜、映画『宮城からの報告―こども・学校・地域』製作委員会・事務局長 佐藤 進さんを交え打ち合わせを行います。参加自由。今後も定期的に行う予定です。羊座ブログでお知らせ致します。

セントラルで上映中

5月11日まで15時〜上映、ドキュメンタリー映画『ショージとタカオ』(2010年、カラー、158分、井出洋子監督)

布川事件の実行犯として逮捕・起訴され、無期懲役が確定した後、獄中生活を送ることになった2人の男性が、失われた人生の時間を取り戻すために戦い続ける姿を追うドキュメンタリー。

2人の存在を知ったディレクターの井手洋子が、仮釈放された1996年秋から再審公判が始まった2010年夏までの14年間に密着。

http://shojitakao.com/movie.html (ショージとタカオ 公式ホームページ)

http://www.sakura-centralhall.jp/joeichu.html (桜井薬局セントラルホール)

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休みの日に思うこと

ゴールデンウィークの初日ともいえる28日の『3月11日を生きて〜石巻・門脇小・人びと・ことば〜』上映会+懇親会、翌29日の「友川カズキライブin青葉神社」と私個人にとってとても深い体験をしたと思っています。両日ともショックなくらいの衝撃をうけました。

青池組の方々との対話は、「上映会報告」でも記述しましたが撮影現場の臨場感といったものが感じられた素晴らしいものでした。今後もこの様なスタイルの羊座だけの上映会を続けて行きたいと思っております。宜しくお願いいたします。

翌日の友川さんライブは、多くの方々の協力で実現出来たというという「友川カズキ展実行委員会」の一員としての嬉しさと、やはり何といっても友川さんご本人の凄さが際立ったライブでした!観客すべてをかっさらって行った暴風というのか、台風の様な印象でした。会場の青葉神社には若い男性ファンが多数駆けつけ熱狂。惹きつけられる魅力満載、納得です。すぐにとはいかないにしても、今後も仙台で実現出来る様準備をして行きます。

この数日、ブログ更新せずに申し訳ありませんでした。やっとショックから立ち直りつつあります。

上映会報告

先月28日(土)『3月11日を生きて〜石巻・門脇小・人びと・ことば〜」の上映会、多くの皆さんにご参加頂きました。感謝申し上げます。

上映後には青池憲司監督、そして今回カメラを担当された一之瀬正史撮影監督、監督助手を務められた尾崎日出夫さんの1年間の撮影話と現在の石巻の様子など質疑応答をしながらお話し下さりました。まだまだ困難な状況下の被災地ですが、少しずつ前進して行っている様子が映画からもお話しからも感じとれた様に思います。途中「今回の撮影談とは話題がそれますが・・・」とのことわりを入れて、若き日に写真家を志していた一之瀬カメラマンが衝撃を受けたドキュメンタリー作品『留学生チュア・スイ・リン』の話をして下さりました。この1本の映画体験が、ご自身が映画の世界に足を踏み入れるきっかけになったと。映画が与える影響の大きさ、そして感情が揺さぶられる様な感動体験がとても大切、原点なのだという事を再確認させられました。そして会の最後、懇親会では、これまた映画ファンにとってとても貴重な話を語ってくれましたよ。フィルム時代の撮影方法、CMの撮影談、業界にあるジンクス(?)「お天気まつり」「3時の馬鹿っ晴れ」等々・・・。話がつきませんでした。青池監督、一之瀬カメラマン、尾崎助手、爽やかな清々しい印象のお三人でした。8月の本編完成時の再会を楽しみにしております。

青池監督の<石巻撮影報告29・>をご紹介します。

門脇小学校撮影隊は、あす、被災地石巻を去ります。
したがって、お目汚しなこの報告も今回がさいごになります。
多くのみなさんから、この報告への返信のかたちで、励ましのメールをいただきました。
ありがとうございます。

2月に上映をはじめた、
『3月11日を生きて〜石巻・門脇小・人びと・ことば〜』(DVD 97分)は、
おかげさまで好評をもって迎えられ、まずは安堵しています。

全国で自主上映会がはじまっていますが、みなさんの地域でも企画していただければさいわいです。身のまわりの小さなサークル、グループ、コミュニティで上映して語り合っていただきたいと思います。作品DVDのご購入と自主上映会のお問い合わせは下記におねがいします。
上映会については事務局にお問い合わせください。
映画「宮城からの報告」製作委員会/事務局長:佐藤進

 住所:982-0013 仙台市太白区太子堂5-20 電話:090-2955-7868

 E-mail : dorian@mrg.biglobe.ne.jp  http://www.miyagireport.org/

元の門脇小学校のさいごの撮影をしました。

わたしたちが門脇小を撮影したさいしょのころは、
瓦礫のなかをキャメラと録音機を担いで歩いて近づいて行きました

きょうは、門脇小と直角に交わる直線道路を車で走り、
キャメラをトラックバック(後退移動)させました。
門脇小学校はだんだん遠ざかって行きます。

東京へもどって、5月〜7月は村本勝、尾崎日出夫と3人で編集室に籠ります。
まだタイトルも付けられていない、門脇小学校の1年間の記録は8月完成予定です。

青池憲司

(4月29日受信のメールから転写しました。)

証言篇『3月11日を生きて〜石巻・門脇小・人びと・ことば〜』

4月28日(土)午後3時から右岸の羊座では、石巻を記録したドキュメンタリー映画 証言篇『3月11日を生きて〜石巻・門脇小・人びと・ことば〜』(2012年、1時間37分、青池憲司監督)の上映会を行います。ぜひご参加を。参加費1000円。

上映後には青池憲司監督の講演と、今回石巻の撮影スタッフの方々も参加しての本編完成目前の激励会を開催します。1年間にわたる撮影を終え、4月末日に石巻を離れる青池組の皆さんを囲んで送別会も兼ねた会にして行こうと思っております。こちらもご参加下さい。

昨日、青池監督から近況メールが届きました。ご紹介します。

(石巻活動報告28)

このところ、撮影の合間をみて、挨拶まわりをしています。
石巻を、いったん、去る日がちかづいたのです。
20日、門脇小学校の朝の会(全校集会)で、こどもたちといっしょに校歌をうたい、
お別れのことばをのべました。
21日、PTA総会で保護者、教職員のみなさんに挨拶。
22日、山楽耕(やまがっこう=昨年6月から10月まで宿舎としてつかわせていただいた大郷町の民家)
に集るみなさんへのお礼と『3月11日を生きて〜石巻・門脇小・人びと・ことば〜』の上映会。
みなさんには、毎日、朝夕のおいしい食事をつくっていただきました。

そして、撮影時にお世話になった取材対象者への挨拶、
私的には、親しくなった住民さんとの一献など多忙です。
通いなれたあの店この店にももういちど行きたい。
といっても、「タイトル未定」(門脇小1年間の記録)の編集作業を東京で3か月ほどして、
8月には上映で石巻へもどってきます。
石巻のみなさんとはしばしのお別れです。

門脇小での撮影は19日ですべて終了し、
いまは、復興まちづくり協議会の活動と北上川の自然を撮っています。
後者は、天気に左右されます。
やはらかに柳あをめる
北上の岸辺目に見ゆ
・・・
といきたいところですが、なかなかお天道さまが味方してくれません。
酒の呑みかた(お天気まつり)が足りないのでしょうか。

青池憲司