ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~(2010年、ドイツ、フィリップ・シュテルツル監督)
【こんなお話】
天才と呼ばれた文豪・ゲーテ。若き日、詩人になることを夢見ながらも才能が認められず、田舎町の裁判所で働いていた彼は、美しいシャルロッテに恋 をした。彼の文才の最初の発見者であり、くすぶっていた彼を力づけてくれる聡明なシャルロッテに、ゲーテはそのすべてを捧げ、共に生きられないな ら死をもと思いつめるほど惹かれていった。しかし、彼女には父親が決めた結婚話が進んでいて―(TBCみやぎ映画情報より転載)
【KATZの独断と偏見】
ボーイ・ミーツ・ガールの物語としても、ヨーロッパの時代物としても、正統派の映画に仕上がっています。奇をてらわず丁寧な映画作りで、エンドロールが終わるまで楽しめました。
ストーリー展開はオーソドックスですが、文豪ゲーテの若かりし日を知り勉強になりました。
かつで観た「愛を読むひと」は、ドイツが舞台でありながら、そして、言葉が重要な要素でありながら英語で作られていてシラけてしまいましたが、この映画は、ドイツ語圏の役者を使い、ちゃんとドイツ語で作られています。監督は「アイガー北壁」のフィリップ・シュテルツェル。
チネ・ラヴィータで上映中 http://www.forum-movie.net/sendai/film/index.html